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洗濯絵表示について

令和6年8月20日、「繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法」に関する日本産業規格(JIS L0001)(以下「JIS」という。)の改正が行われたことに伴い、繊維製品品質表示規程の改正を行いました。
詳細は消費者庁発行の下記URLのPDFをご参照ください。https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/information/operation/assets/representation_cms219_240820_01.pdf

新しい「取扱い表示」は平成28年12月1日より変わりました。

従来の洗濯表示は「指示(推奨)表示」でしたが、新しい洗濯表示は「取扱い方の上限」を示すものになりました。
記号の示す強さか、それよりも弱い範囲内で洗濯をするという意味になります。表示よりも強く洗うと衣類にダメージを与える場合がありますので注意が必要です。

新洗濯表示では、下の参考例のように7種類の図柄がつけられます。
1.洗濯図柄
2.漂白図柄
3.タンブル乾燥図柄
4.自然乾燥(干し方)図柄
5.アイロン図柄
6.ドライクリーニング図柄
7.ウエットクリーニング図柄

*タンブル乾燥・・・機械の中で洗濯物を回転させながら温風で乾燥する方式。

「洗濯(洗い方)」記号の意味

水流の強さは、洗濯桶の下の横棒で表現します。横棒が多いほど力の加減を弱くすることを示します。
洗濯桶の中の数字は「液温の上限」を示しています。洗濯桶の中の数字が「40」なら、40 ℃以下のお湯で洗濯可能、という意味です。

洗濯のしかた
190液温は95℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる170液温は70℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
160液温は60℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる161液温は60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
150液温は50℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる151液温は50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
140液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる141液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
142液温は40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる130液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
131液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる132液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる
110液温は40℃を限度とし、手洗いができる111液温は 30℃を限度とし、手洗いができる
100家庭での洗濯禁止   

「漂白」記号の意味

三角フラスコの形から、三角形のマークになりました。
今までは「塩素系漂白剤が使えるかどうか」のみの表示でしたが、新しい「取扱い表示」は、塩素系漂白剤が使える、酸素系漂白剤が使える、漂白できない、の3段階を示します。

漂白のしかた
220塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白ができる210酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤は使用禁止
200塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止   

「乾燥」記号の意味

衣類の形で「干し方(自然乾燥)」のみを表示していました。新しい洗濯表示は、四角形の中に縦線(つり干し)、横線(平干し)を入れます。「タンブル乾燥」のマークが新設され(□の中に○で表示)、家庭での乾燥の目安が分かりやすくなっています。
*タンブル乾燥とは機械の中で洗濯物を回転させながら温風で乾燥する方式のことです。

家庭タンブル乾燥記号
320タンブル乾燥ができる
(排気温度上限80℃)
310低い温度でのタンブル乾燥ができる
(排気温度上限60℃)
300タンブル乾燥禁止   
自然乾燥記号
440つり干しがよい445日陰のつり干しがよい
430ぬれつり干しがよい435日陰のぬれつり干しがよい
420平干しがよい425日陰の平干しがよい
410ぬれ平干しがよい415日陰のぬれ平干しがよい
衣類の干し方の種類
つり干し・・・物干しざおなどにかけて干す
平干し・・・平らな場所に広げて干す
ぬれ干し・・・洗濯機による脱水や、手でねじり絞りをしないで干す
陰干し・・・日光による日焼け・色あせが心配なものを、直射日光を避けて干す
新しい洗濯表示には「絞り方」の記号はありません。

「アイロン仕上げ」記号の意味

温度の高さは、マークの中の「点 ・ 」の数で示します。数が多いほど、温度が高いという意味です。

アイロンのかけかた
530底面温度 210℃を限度としてアイロン仕上げができる520底面温度 160℃を限度としてアイロン仕上げができる
510底面温度 120℃を限度としてアイロン仕上げができる511底面温度 120 ℃を限度として
スチームなしでアイロン仕上げ
ができる
500アイロン仕上げ禁止   

「クリーニング」記号の意味

今までは「ドライクリーニングができる・できない」の表示でしたが、新しい表示では、ドライクリーニングの種類を明示するようになりました。円の中の「P」「F」は、使用する有機溶剤の種類を表します。

さらに「ウエットクリーニング」の表示(W)も新設されました。

商業ドライクリーニング処理の記号
620パークロロエチレン又はジブトキシメタン若しくは石油系溶剤又はデカメチルペンタシクロシロキサンによるドライクリーニングができる621パークロロエチレン又はジブトキシメタン若しくは石油系溶剤又はデカメチルペンタシクロシロキサンによる弱いドライクリーニングができる
610石油系溶剤又はデカメチルペンタシクロシロキサンによるドライクリーニングができる611石油系溶剤又はデカメチルペンタシクロシロキサンによる弱いドライクリーニングができる
600ドライクリーニング禁止   
商業ウェットクリーニング処理の記号
710ウエットクリーニングができる711弱い操作による
ウエットクリーニングができる
712非常に弱い操作による
ウエットクリーニングができる
700ウエットクリーニング禁止

**ウエットクリーニング・・・有機溶剤を使わずに、専門家による特殊な技術で行う水洗いのこと。

消費者庁公表資料
消費者庁が公表している新しい洗濯表示のポスター・リーフレット・パンフレット、法令が記載されています。

新しい「洗濯表示の記号」
(動画)政府インターネットテレビ